あっこの異文化交流日記

バンクーバー留学や各国の文化・トレンドについて情報発信しています♪

手話も言語の1つなんだから。

やっほーこんにちは。あっこです。

 

 現在母がバンクーバー滞在中であまり時間が確保できないため、昨日から1トピックに絞ってお送りしています。それでも毎日投稿は継続し続けます!!

 

 今回は少しセンシティブな内容なので、誤った表現をしてしまうかもしれません。また、あくまでも個人的なつぶやきなのでその点ご容赦いただけますと幸いです。そもそも、この話題をセンシティブだと思わない時代が早く来れば良いなと思っています。

 

 先日、いつも通りにバイトをしていた時のことです。男性の方が来店され、ベテランの同僚が手を振って彼を迎えました。その後、いつも通りに注文を取りに行ったのですが、その時に気づいたんです。彼は言葉が話せないということを。

 日本で生活していた際は、偶然にも出会ったことがなかったので、直接交流するのは人生で初めてでした。いつも通り接客をしたつもりです、が、「初めての体験」という意味で一瞬動揺してしまったのは事実です。彼は終始笑顔で、ジェスチャーやアプリを活用しながらコミュニケーションをとってくれて、とても素敵なお客さまでした。

 

 この日、自分が何も手話でコミュニケーションをとらなかったことを悔やみました。ありがとうくらいは伝えられましたよね。また、彼が注文をスマホでタイピングしている際に、「言語翻訳とやってることは変わらないのに、なぜ自分は身構えてしまったのだろう」と思ったわけです。例えば、店員さんとお客さまの共通言語がない場合、同じように翻訳機能を使ってコミュニケーションをとると思います。

 手話だって言語の一つなんだから、「わたし4言語話せるの!日本語と英語と韓国語と手話!!」とか当たり前に言える時代も来ていいのに、とわたしは思います。それに、手話は世界共通なので各国との壁もありません。また、「おしゃべり禁止」の場所でも話すことが出来ますよね。昨年日本では、ドラマ「silent」が流行り、手話を覚え始めた方もいるんではないでしょうか。あのドラマの中でも、図書館で手話を使ってお話しするシーンがありましたよね。とても印象的な場面でした。

 

 

 何度もお伝えしていますが、ダイバーシティという観点において、バンクーバーは日本よりも遥かに先を行っています。今回のような事例だけでなく、女性の活躍、LGBTQ、難民の受け入れまで、全てが「当たり前」なんです。例えば日本では、「女性がリーダーになりました!」といちいちニュースになりますよね。それはその状況が当たり前ではないからです。わたしの友人にもLGBTQに該当する子が何人かいますが、特に誰も何も気にしません。男性が「わたしの彼氏がね~」と話すのはごくごく普通のことです。

 

 初めての経験に驚き戸惑うことは当たり前ですが、その後それを当たり前のように受け取ることが出来るような世界が、日本も含め世界中に訪れれば良いなと思いました。

 

 重ねてになりますが、今回は少しいつもと違ったトピックをお送りしてみました。もし読者の方を不快にさせる内容が含まれていましたらお詫び申し上げます。

 

 本日も最後まで目を通していただき有難うございました!!

 Have a good day :)