あっこの異文化交流日記

バンクーバー留学や各国の文化・トレンドについて情報発信しています♪

日韓比較第二弾☆ 先輩たちのケアが "手厚い件" について

 やっほーこんにちは。あっこです。

 ここ数日、バンクーバーは山火事の影響で靄がかかったような状態が続いています。快晴なのにぼんやりしているというかなんというか。

 

 本日も引き続き日韓比較をしていきたいと思います。今回の記事でフォーカスしたいのが"先輩後輩文化"、特に「年上の方々の後輩に対するケア」についてです。

 まずは日本の文化についておさらいしましょう。日本の先輩後輩文化は、だいたい中学校の部活動からですよね。先輩には敬語、先輩よりも先に集合、部活動に必要な準備は全て低学年が実施、こんなあたりでしょうか。社会人になっても同じような文化が続いてますよね。例えば飲み会。飲み会の企画、準備などすべて若手が実施、乾杯と締めの挨拶を上司に依頼、とかね。ああ、なんだかすべてが懐かしくなってきました。

 では先輩の役目は何なのか。まずは資金面ですよね。これは経済的な問題なので仕方がないというか、お願いしたいところです、、、累進課税制度があるなら、飲み会代に傾斜をつけることも受け入れていただきたい(笑) また、これはわたしの見解になってしまいますが、「言葉や行動などで指導すること、相談にのること」が日本のお世話のカタチかなと思います。言葉でストレートに伝える方もいれば、「俺の背中を見とけ!」的な方もいらっしゃいますよね。

 

 それでは、韓国と日本の先輩後輩文化を比較してみましょう。まず共通しているのは韓国にも敬語があるということ。この文化が浸透しているのは世界で日本と韓国だけだと思います。1歳年上か年下かで呼び方も変わりますしね。マンダリン(中国語)も敬語があるようですが、そこまでしっかりした使用ルールはない様子。広東語(マカオや香港で使われる言語)にも敬語は存在しないそうです。

 また、飲み会文化も似ているところがあります。例えば、先輩のグラスが空く前に後輩が気づいて注ぐ文化(笑) これは韓国も同じです。バトミントン友達のCくんは、社会人になる前の年下ちゃんたちとお酒を飲んだ際に、この"ルール"を彼らに教えてあげたんだとか。あと乾杯時、後輩は先輩よりもグラスを下に添える文化。加えて韓国では、横を向いて口を隠して飲む文化もありますよね。わたしの文章で想像がつかない方はぜひ、梨泰院クラスをご覧ください。

 

 似たような風習が多い二カ国ですが、先週末の旅行で大きな違いに気づきました。本旅行では、バーベキューやその他韓国料理を終始楽しんだのですが、基本的に先輩方がふるまってくれたんです!!!先輩が後輩をもてなすことが、韓国ならではの「お世話の仕方」なんだとか。日本だったら、先輩たちは椅子に座って酒盛り、彼らがお腹いっぱいになったら、残り物を後輩が、みたいな雰囲気ありません??(笑)

 ※決して〇〇ハラを告発しているわけではありません。一般的な伝統的な日本文化をお伝えしている限りでございます。

 また、金銭面のサポートもすごい。わたしが所属するバドミントンコミュニティには50~60代前後のおっちゃんが一人います。彼は今回の旅行に来なかったのですが、バーベキューで食べた肉の約7割を、提供してくださったそうです。来なかったのに、なんで??? 別の日に行われたバーベキューでも、ほとんど先輩方が負担されていたので、お腹いっぱい食べたのに実質1500円くらいしか払わなかった気がします。

 (まあ、今は嬉しいですけど、逆の立場になった時に恐ろしすぎてあまり推奨はしたくないのが本音。。。)

 

 というような出来事があり、先輩のお世話文化に終始驚いた2日間でございました。ちなみに朝ごはんも、年上のみなさまが早起きして準備してくださり、韓国版お雑煮的なものをいただきました。。。写真を載せてみましたが、どうやってもお粥にしか見えませんね。ご容赦を。

 

 日本と韓国は似たような文化や風習をたくさん持っていますが、その中でも細かいところが違って面白いですよね。どっちが良いとかは決められないですが、韓国で年を重ねたら、お金が水のように消えてきそうだなと不安になりました(笑)

 

 もし日韓比較で面白いネタがあったらぜひ教えてください!!

 

 本日も最後まで目を通していただき有難うございました。

 Have a good day :)