カナダの消費税事情
やっほーこんにちは。あっこです。
専門学校では先週からファイナンスを学んでいます。日本で営業職に就いていたにも関わらず、本当に数字が苦手でファイナンスという言葉から逃げてきた人間です。しかし、学んでみるとなかなか面白いですね。日常生活を豊かにするためにも、会社の評価を知るためにも、意思決定をするためにも、全てにおいてファイナンスが絡んできます。ものごとを深く知るために、わたしにとってとても有意義な時間な気がします。
ファイナンスに絡めて、本日はカナダの税金事情をちょいと。カナダには2種類の消費税があります。GST(Good and Services Tax)はカナダ全土で課される消費税で、一律5%と定められています。
2つ目はPST(Provincial Sales Tax)。この消費税は各州が集めている税金で、州によってパーセンテージが異なります。バンクーバーが位置するブリティッシュコロンビア州はPSTが7%。つまり、GSTと合わせると12%の消費税がかかります。ただでさえ物価が高いのに、消費税まで高いんだから、そりゃあ生活が困窮するわけです。。。ちなみにPSTの呼び名は州によって異なります。マニトバ州ではRST(Retail Sales Tax)、ケベック州はQST(Quebec Sales Tax)。韓国ドラマのトッケビに憧れて、ケベック旅行を計画中ですが、QSTはなんと9.975%。何を買うにしても涙出そうですね。
また、GSTとPSTをひとまとめにしてしまっている州もあります。その消費税のことをHST(Harmonized Sales Tax)と言い、ノバスコシア州やオンタリオ州などで採用されています。ちなみにトロントや首都オタワが位置するオンタリオ州のHSTは13%。。。。バンクーバーよりも高い。。。
一方で、先日わたしが訪れたバンフが位置するアルバータ州は、PSTがかかりません!!!つまり、GST5%のみが消費税に値します。日本より安い!!!アルバータ州は石油などの天然資源の採掘に成功し、税金を集めなくても賄えるようになったため、PSTを無くしたそうです。ただ、バンフ自体は観光地なので消費税関係なしに物価は高いのでご注意を(笑)
カナダのように、自分たちの州の特性や強みに合わせて税金を定めるのも良いですよね。大陸自体があまりにも大きいから成り立つ話なんでしょうけど。
ふと思うんです。日本にも県ごとに議会があって法律があって、県ごとに最低賃金がバラバラなんだから、消費税もバラバラで良いのにねって。県のインフラは県で基本整備すればいいんじゃね?って。
まあ、難しいですよね。メリットデメリット両方あります。もし東京の消費税が一番高かったら、神奈川や埼玉でお金をおとす人々が増えるでしょう、そしたら東京のお金がなくなってしまう、もしかしたら悪い影響の方が多いのかもしれないですね。
と、世の中の役に立たないつぶやきをお届けしたところで、また明日。
本日も最後まで目を通していただき有難うございました。
Have a good day :)